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「悪魔の飽食」ロシヤ公演に向けて壮行コンサートを開催

 67年前戦争の狂気が生んだ恐るべき人体実験の全貌を描いた混声合唱組曲「悪魔の飽食」。第二次世界大戦時に日本軍七三一部隊が行った人体実験を主題とする混声合唱組曲「悪魔の飽食」(原詩/森村誠一)が七月、全国の合唱団有志によってロシアで披露されます。戦争で犠牲になられた方々に追悼の意を表すとともに、尊い犠牲を無にしないことを胸に刻み私たちは今年7月19日~26日、芸術大国のロシヤ(モスクワ・サンクトペテルブルグ)での公演を開催します。全国の仲間と一緒にロシヤで歌う公演に先駆けてのプレ企画、「ロシヤ公演壮行コンサート&ロシヤ民謡大うたう会」が6月23日(日)、東灘区民センターうはらホールで開催されました。

 特別ゲストに作曲家の池辺晋一郎氏、日本のうたごえ全国協議会顧問の宝木実氏を招いたプログラムは三百人を超えるお客様で迎えたプログラムは第一部、太鼓衆団輪田鼓による和太鼓と民舞のステージで開幕。「花がたみ」しの笛、「大楠公出陣太鼓」が演奏され、迫力満点の和太鼓の音色が会場一杯に響きました。特別ゲスト池辺晋一郎氏のスペシャルトークでは、組曲にこめられた想い、「日本の民族主義的な思想が海外で懸念されている今こそ、民間の団体が高らかに平和を歌い、反戦の思いを分かち合いたい」と公演によせる想いを語っていただきました。続いてロシヤ公演のために池辺先生が編曲して下さった「ふるさと」「さくら」「大地讃頌」を作曲者による指揮、井上由子のピアノ、全国合同合唱団49名で演奏。

 第二部は神戸市役所センター合唱団が八四年に委嘱初演した混声合唱組曲「悪魔の飽食」(全七楽章)全曲演奏。戦争の狂気をリアリズムに再現した組曲を平和への気持ちを込めて歌いました。第一章「七三一の重い鎖」は六キロ四方の広大な敷地の中でありとあらゆる人体実験を行っていた施設の序章。第二章「生体の出前いたします」では「マルタ」と呼ばれた特別監獄に隔離されていた中国人、ロシヤ人の実験材料としてのマルタを描く。第三章「赤い支那靴」は特設監獄に収容された捕虜が故郷の吾が子を想う優しい旋律で。組曲「悪魔の飽食」は全国の合唱団が協力して九十五年から全国縦断コンサートを続け、中国、韓国でも公演してきました。「なぜあなたは人であることをやめたのか」との問いかけに始まり、ロシア人母子への毒ガス使用など実験の様子を描き、最終章「君よ、目を凝らしたまえ」では戦争の狂気が生んだ恐るべき誤ちを二度と繰り返すことなく、「歴史の教えを忘れぬため力を合わせよう」と訴えました。

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 第三部ロシヤ民謡大うたう会は、池本・樋口の司会。アコーディオン奏者に宝木実氏を招いて、ピアノ(東浦)、ギター(田中)、アコ(宝木・中里)の伴奏で会場のお客様と一緒にロシヤ民謡を歌いました。歌う会では、前線へ送られる兵士と残された少女の愛が描かれる「夜霧のかなたへ 別れを告げ」で有名な「ともしび」。金持ちの村長に好きな女性を奪われた若者の悲しみが描かれている「トロイカ」。貴族や領主の圧迫に耐えかねて農民革命を起こした若者を歌った「ステンカ・ラージン」などの名曲を歌い大変盛り上がりました。最後は池辺晋一郎先生にご登場いただき池辺先生の伴奏で「カチューシャ」を大合唱しました。

 ロシヤ公演は総勢約二五○人。7月19日からモスクワ、サンクトペテルブルク8日間の日程です。ツアーは、モスクワ、ペテルブルクそれぞれ3泊。公演は両都市で行われます。観光もあるので、簡単なロシア語も覚えていかなければいけませんね。かつてロシヤは日本の隣にありながらがら最も遠い国の一つでした。ロシヤの地に日本人の願い「平和」が届きますように。

「せんたあ」2013年6月26日付より

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